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チェーホフ小説選
アントン チェーホフ, 松下 裕
チェーホフ小説選

チェーホフがねえ、好きになってしまったんですよ。なんかこのしみじみ胸焦がれるってやつですか。でもねえ、戯曲はとりあえず今のところ守備範囲外なんですね。シナリオ読むのってなんかね。小説を全部読んだ後でいいよね、読むとしてもさあ。
そんなわけでチェーホフ少しずつ買い揃えようかなと思ってたんですけど、チェーホフ小説選。なにこれ、ななせんさんびゃくごじゅうえんですよ、これ。相場ってあるよね。それに無意識のうちに支配されて無駄に金を使ったり必要なところでケチって結局損したりするのが人間だよね。
本当に必要なものは高くても買っとくべきなんだよ。安いからって百円ショップでまとめ買いしたって結局無駄になるんだよ。本当に好きだった人にもっとちゃんと好きだって言っときゃ良かったんだよ。今更後悔したって空しいだけなんだよ。
けれどもそこで、アマゾンのマーケットプレイスですよ。ごせんえんで手に入れました。
やっぱ、中二階のある家、なんか好き好きなんですよねえ。もうとにかくリジヤとミシューシが愛らしい。ミシューシ(ミシュス)の名前だけを挙げる人はチェーホフ業界ではモグリ。真のチェーフォニストはリジヤも愛しています。一家に一冊チェーホフ小説選と強く訴えたい。

収録作品リスト

おかかえ猟師
子どもたち
ふさぎの虫
アガーフィヤ
聖夜
ワーニカ

家庭で
幸福
牧笛
脱走者
くちづけ
少年たち
曠野
美女
退屈な話
気まぐれ女
六号室
ロスチャイルドのヴァイオリン
学生
頸にかけたアンナ
中二階のある家
箱にはいった男
すぐり
恋について
かわいい女
犬をつれた奥さん
谷間
いいなずけ


小説の基本構成




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純文学・随筆/その他 | 【2006-05-21(Sun) 09:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
文明崩壊
ジャレド・ダイアモンド, 楡井 浩一
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
 
ジャレド・ダイアモンド, 楡井 浩一
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

東京のヒートアイランド化は明らかで、最近では、毎年のように、五月初めに気温が30度を超えて、冷房なしでは過ごせません。このようなことは、二十年前は、確かになかったのです。いくら夏が暑くても、一夏冷房なしで過ごすことも可能でした。大阪や京都に比べれば、東京のほうが涼しかったのです。ところが、ここ十年くらいの東京の夏の暑さは殺人的であって、エアコンがなければ死の危険すら感じるほどです。実際、東京で夏に熱中症に掛かり病院に運ばれるお年寄りのニュースを耳にします。
温暖化なのか都市化なのか両方なのか。原因は知りませんが、現に十年前、二十年前とまったく環境が変わってしまったのに、歴史的文化的伝統から、東京に一極集中し続け、高層ビルの建築ラッシュが続いています。私は、そろそろ東京が、マヤの古代都市のような状況になってきたのではないかと思います。クールビズなんて言ってますけれども、首都として機能するにはすでに暑すぎるのです。技術的な問題ではなくて、江戸や東京の今までの伝統文化は、このような暑さに対応できないのです。
そうすると、本書の、ノルウェー領グリーンランドやオーストラリアで起きた数々の過ちが、自分たちのこととして感じられます。オーストラリアって、土地が痩せていて、羊や牛を育てるのに不適だということを、本書で初めて知りました。けれども、グリーンランドでもオーストラリアでも、入植民たちの故国イギリスの伝統に従って、牛や羊の飼育が続けられ、回復不可能なほど土地が痩せてしまったのです。さらに、オーストラリアでは、ヨーロッパから持ち込まれたキツネやウサギが、環境を著しく悪化させたそうです。
東京でも、いくら暑くなろうと、サラリーマンが取引先に挨拶に行くのに、背広に代えてアロハシャツを着ていくなどありえないでしょう。なまじだれもがエアコンを買えるために、ビルは建設され続け、ヒートアイランド化が進み続けるでしょう。なるほど、今は、五月初旬に何日か30度超、八月に十日ほどの36度超、といった程度ですが、十年後、二十年後に、五月初旬に36度、八月に40度になったら、どうなるでしょう。私たちが東京を放棄しなければならないときが、意外と早く来るかもしれません。
話題のベストセラー、評判通りとてもおもしろく、とても考えさせられました。

評論/ノンフィクション | 【2006-05-07(Sun) 09:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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