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人権団体が五輪で犯した失敗/山形浩生
[Yahoo! 政治記事読みくらべ]
人権団体が五輪で犯した失敗/山形浩生(評論家兼業サラリーマン)[2008年9月16日]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080916-01-1401.html

現在の中国を擁護する人たちのロジックには単純なパターンがあって、それは、「各国ごとに、中国の都合のいい時代まで時間を遡る」という手口です。人類史を遡れば、毛皮をまとって生肉を食っていたんだから、どんな国だって一定時間遡れば、必ず野蛮な時代にたどり着きます。

だから、中国の侵略を叩かれると、英仏の帝国主義の話を持ち出し、チベットの併合を非難されると、アメリカのテキサス併合の話をするというふうに、世界中からいろいろな歴史を探してくることは簡単なのですが、いったい、それが、なぜ、現在の中国の侵略や弾圧や人権侵害の言い訳になるでしょうか。

他の国ではすでに過去のものとなった、侵略、弾圧、人権侵害が、いまだに現代の中国で行われていることこそが問題なのです。
いま人権で偉そうなことをいっている先進国だってほんの100年前にはとんでもない状況だったじゃないか、と会長は答えていた。

では、なぜ、この100年間で、欧米は民主化したのに、中国は民主化せず、人権問題が続いているのですか。
近代化が始まって間もない中国に、急に先進国と同じ人権水準を要求したって無理だろう。これまでの改善を評価してあげようじゃないか、と。

この100年間で近代化できなかった中国が、なぜ今からは近代化していくと言えるのですか。
たしかに中国の検閲や各種弾圧は、先進国と比べればかなりおっかないものではある。でも、10年前に比べれば雲泥の差だ。

天安門事件が1989年で、チベット騒乱が2008年です。中国の「各種弾圧」は、強化されたり緩和されたりを繰り返しながら、一定の範囲内でずっと続いています。また、地方の暴動の数は増え続け、人身売買や死刑囚からの臓器摘出などのおぞましい事件の報道が続いています。

いったい、こいつは、なにを根拠に「10年前に比べれば雲泥の差」と言ってるのだろう?

もちろん根拠などなにもないのです。ただの電波野郎です。

専制国家は、周期的に擬似的な開放政策を取ることがあります。西側の援助を取り込んだり、軍事増強の時間稼ぎのためです。たとえば、北朝鮮がそうです。ソビエトもそうでした。一定期間、開放政策が取られ、そのあと粛清の繰り返し。最後にゴルバチョフがグラスノスチと言ったとき、ソビエトは崩壊しました。

この手の国に、「一定時間に一定方向に民主化していく」という、いまだかつて西側先進諸国のみでしか成立したことのない希少なモデルを無理やり当てはめようとするから、革命60周年を迎えた中国を「近代化が始まったばかり」と言わねばならなくなるわけです。

60年かけて民主化できなかったのだから、すでに革命も近代化も失敗したのです。失敗した現政府が、今後600年続いたところで民主化できるわけがありません。
東京オリンピックのときに外国のメディアがやって来て、水俣病やぜんそくばかりを報道し、全学連のヘルメット学生ばかりがインタビューされ、「こんな日本にオリンピックを開く資格があるのか」とかいわれているような状況になったら、たぶん国民みんなが激怒し、日本政府だってそれを必死で弾圧したことだろう。

バカ大爆発!

当時の日本のどこで、侵略や武力弾圧や報道規制があったのか。

あまりにひどい毒電波なので、記事の引用部分を最小限に控えました。

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時事/ブログ観察 | 【2008-09-26(Fri) 23:51:35】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
[泥酔論説委員の日経の読み方]
泥酔論説委員の日経の読み方
2008/09/22 (月) 08:44:20 小沢代表は説得力ある政権公約を示せ
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20080922
22日朝刊2面【総合・政治】社説1
 民主党の臨時党大会で小沢一郎代表の3選が正式に承認された。小沢氏は所信表明演説を行い、政治生命を懸けて政権交代を実現する決意を強調するとともに、月内に次期衆院選のマニフェスト(政権公約)を取りまとめる考えを示した。小沢氏はすでに年金制度の一元化などを盛り込んだ基本政策案を発表している。これに基づいて政権公約を肉付けするが、民主党の政権担当能力を示すには、説得力のある財源を盛ることなどが不可欠だ。

【「予算の総組み替え」「国民の手による予算編成」という考え方に基づき、一般会計と特別会計とを合わせた国の純支出212兆円の約1割に当たる22兆円を、段階的に私たちの主要政策の実行財源に組み替えていくことを、その方法とともにお示し致します】、と小沢氏は予算額を初めて明らかにしています。
ところが、1年前の参院で示したマニフェストでは、「補助金の地方への一括交付や特殊法人・特別会計の原則廃止などにより、行政のムダを徹底的になくすことで確保します」と約束した額は15.3兆円です。
「徹底的になくすことで確保」すると言っていた額より、さらに6.7兆円も捻出できちゃっているわけですね。
民主党のバラマキ政策に合せて国家予算が無尽蔵に湧き出てくる、これが噂の「小沢マジック」と言う奴ですか(笑)

財政を知っている人から言わせれば、民主党の主張は「作文」だそうです。
一般会計のうち歳入は約50兆円、そして歳出は81兆円、そのギャップ30兆円は国債で埋めるしかありません。
100兆円クラスの特会は、国債整理基金特別会計や厚生保険特別会計、国民年金特別会計と言った、これを廃止したら困るのは国民だけというものばかりです。
そもそも、平成18年度版の「国の財務書類」によれば、一般会計と特別会計との歳入歳出決算純計でも53兆円しかありません。
いや、小沢民主党が政権を担えば日本を革命的にひっくり返すから全く問題ないという意見もありましょうが、であれば尚更、特会まで含めた全ての国家財政の見通しを明らかにするのが民主党の義務じゃないですかね。

ガダルカナル島戦や台湾沖航空戦では、我が方の事情に合せた「作文」が大本営を動かしていました。
こう言った根拠のない数字合せは役所内では通れども、現実には全く意味を持ちません。

1990年代初頭に、民間のエコノミストが、日本の銀行の不良債権は100兆円あると言っていたころ、政府はそもそも不良債権問題など存在しないと公式に主張していました。それが、少しは問題があるが銀行は一行も倒産させない、になり、やがては、不良債権もないわけじゃないが、その総額は13兆だ27兆だ、などと言ってるうちに不況が加速して、やっぱり50兆だ100兆だという話になり、失われた十年に突入していくわけです。

現在においても、年金でも汚染米でもあれだけ嘘をつき続けている政府・官僚が、特別会計についてだけは本当のことを言っていると考えるほうが困難でしょう。そもそも「大本営発表」とは、そのような政府の公式発表のいかがわしさを揶揄するための言葉なんですが、なぜかそれを現在の政府や役人に対して使わないどころか、逆に在野勢力を攻撃するために使うところが非常に香ばしいですね。

「行政のムダを徹底的になくす」よりも「予算の総組み替え」のほうがより踏み込んだ改革ですから、15.3兆円が22兆円になるのは、少なくともそれ自体ロジックとしては当然です。それをさもおかしなことのように驚いて見せるほうがよほど「マジック」です。

そして、この記事の「財政を知っている人から言わせれば」で始まるバラグラフで述べられていることが、いわゆる普通の意味での「大本営発表」です。それが信用ならないと主張している野党が、「特会まで含めた全ての国家財政の見通しを明らかにする」ためには、政権を取るしかないわけで、この部分だけを読むと、このブログ主は、民主党が政権を取るべきだと主張しているとしか解釈できません。

しかも続けて「こう言った根拠のない数字合せは役所内では通れども」と言っていますが、現在、役所内で通っているのは、「民主党の主張は『作文』だ」というものであり、それが「現実には全く意味を持ちません」と言ってるわけです。

ところが、全体の主旨が民主党批判であることは明らかであり、要するに、政府・官僚の「作文」を持ち出して、それを民主党を批判する唯一の根拠としながら、同時に、「大本営発表」だの「ガダルカナル」だのの言葉をまぶして、自分のほうこそが「大本営発表」に拠って立っている事実から読者の目をくらまそうとしているわけです。

毎度、この人の詭弁は、ワンパターンなんだけど、さらっと読むと案外ごまかされてしまいそうになります。言葉の使い方とロジックが腸捻転でも起こしたような大変味わい深いスラップスティックな詭弁のサンプルです。

時事/ブログ観察 | 【2008-09-23(Tue) 20:52:35】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
大ヒット作を密かに腐してみる ~ Wanted ウォンテッド
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ちょっとプロットをこねくりまわしすぎてやしませんか?

出だし、誰もが思うのがマトリックスとの類似。なんでも原作者がマトリックスの影響を受けたと言ってるそうです。マトリックスでは、ひねった意外な真相にたどり着くまで三作かけましたが、ウォンテッドは冒頭の設定を一時間ぐらいであっさり覆します。

意外性を出すことは大事です。悪人だと思ってたら案外いい人だった、これが正義だと思ってたら実はそうではないかもしれないと気付いた、などなど、そのような意外性の出し方はよくあることだし、たいてい、ワサビのように効いておもしろく感じるものです。

しかし、二時間弱の一本の映画の中で世界観をコロコロ裏返すのはどうかと思います。たとえば、マトリックスでは、三部作のラストで、今までネオがやってきたことはコンピュータの計算の範囲内のことだったという別の世界観が提示されます。そうすると、エンターテインメントとしてはちょっと難解になってしまうんですね。でもそれはさんざん引き延ばして三部作の一番最後に出てくるからまあ許されるのであって、あるいは、長丁場の連続テレビドラマであれば、ストーリーは二転三転し続けても、次第に主要登場人物への親しみが熟成されて見続けることもできるでしょうが、いかんせん、一本の映画の中で、登場人物にさして共感する暇もなく基本設定が二転三転すると、ついていけない感じがしてきます。

たとえば、アンジェリーナ・ジョリー演じる女スナイパーは、結局、どのような信念に基づいて行動していたのでしょうか。どのような内面の変化があり、あのような結末に至り、それはどのようなテーマ性を持つのでしょうか。私には正直よくわかりませんでした。行き当たりばったりで、こっちのほうが意外性あるかなー。よし、じゃーここでXXしちゃおう、みんなびっくりしたでしょ? みたいなノリにしか見えませんでした。

これが正義だと思ってたら違った、じゃあ正義ってなんだろう、わからなくなった……というふうな青臭い葛藤自体には、別段、新鮮味はないわけです。それならいっそノワールでやればいいと思うのですが(続編ではそうなるのかもしれませんが)、冒頭をマトリックスのオマージュから始めたために、平凡なサラリーマンはつまらないの裏は、平凡なサラリーマンにこそ意味があるとなり、正義のための殺し屋になるの裏は、これが正義だろうか……となり、裏も表も実はありきたりなんですね。意外性を出すつもりで何度ひっくり返してみても、ひとつの世界観の中での観念のこねくりまわしで終わってしまってるようです。

エンタメって、難しいですね。

未分類 | 【2008-09-21(Sun) 22:43:43】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
ホラー三題 ~ サイレン もうひとりいる シャッター
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子供のころはひどく恐がりで、ホラー映画を見るなど思いもよらなかったのですが、さすがにもう大人なので、ホラー映画だって、見れるよっ。と確認するためにときどきホラー映画を見るようにしてます。

まずサイレンですが、冒頭、なかなか話が始まらなくて退屈です。始まってからも、主人公が何をしたいのかわからない。島にある高い鉄塔の上のサイレンが鳴るのをとめようとするんですが、とめたらどうなるか、なぜそのときそうすることが彼女にとって優先順位第一位なのかのちゃんとした説明がないのです。謎があるのはかまわないですが、主人公の行動の目的はちゃんと説明してもらわないと困ります。最後まで見ると、結局、サイレンを壊そうとしたことにはあんまり意味はなかったようです。

もうひとりいる。勝手に萩尾望都の11人いる! を連想して、なんとなくそういう話? なわけなかった。これも登場人物の行動が不可解なんですね。学校の校舎でアイドル写真の撮影が行われているときに幽霊が出てきて、どんどん殺されていくんですが、廃校なのか休みに借りたのか、スタッフと中学生アイドルしかいません。で、さっさと校舎の外に逃げればいいと思うんですが、なんども最初にいた教室に戻ってくるんですね。その理由がまったくわからないわけです。校舎の外に出られないとか、出ると死ぬとか、そういう設定があるならいいんですが、説明がない。その教室が特に安全である理由もまったく思いつきません。どうも、監督はそんなことどうでもいいと思ってるフシがありますが、見ていて本当に困りました。

こういうシーンとかこういう顔とかが恐いだろう、単にそれだけなら、本当にあった恐い話に過ぎないのですね。これは映画です、フィクションとして楽しんでもらいます、ということで上映するならば、冒頭で話のルールをちゃんと説明しておいてもらわないと、プロットがつかめず、途中で見る気が失せます。

シャッター。2004年のタイ映画を日本人監督がハリウッドでリメイクしたというなんだかよくわからない作品ですが、主人公の行動動機はよくわかります。もうこれは基本の基本ですが、基本を平然と無視してる映画のあとに見ると、ほっとします。元恋人にひどいことされて自殺した女が、元恋人が他の女と結婚してハネムーンを楽しんでいるときに登場して、いろいろ邪魔してきます。写真に白い影が写って、霊障で夫が苦しんでいるので、夫婦で心霊写真の専門家に見てもらいに行きます。そういう因果関係がわかるので、安心して見ていられます。それから、前二作と比較すると明らかなんですが、カメラワークがサクサクしてストレスがありません。

特に邦画を見ているとき、気になるのが、第一に、登場人物の行動が意味不明、第二に、俳優の演技が不自然、第三に、カメラワークが妙に長回しだったり切り替えがもたついたりしてストレスを感じる、ということがあります。

シャッターは、日本人監督ながら、脚本はハリウッドで、事前に試写会でアンケートを取って脚本を書き換えたりしたらしくて、メリハリのはっきりしたわかりやすいものになってます。演技については、日本人の目で見ると、外人には甘く、日本人の演技には厳しくなるということがあるかもしれません。外人の細かい表情や演技はよくわかりませんからね。

たとえば、サイレンの市川由衣を見ていて、舌足らずな話し方が不愉快でした。女の人に言っておきますけど、ああいうしゃべり方は、かわいいんじゃなくて単にチャイルディッシュなだけですからね。田中直樹の微妙に関西訛りだけど無理して標準語っぽく話してるとか、もうひとりいるの三人の女子中学生のどうしようもなくへたくそな演技とか、まあ、そういうのも、しかし、外国の人が外国語で演じていればちっとも気付かず気にならない程度のものかもしれませんが。

カメラワーク、アニメでカット割りがおかしいとか長回しが退屈だと感じたことはないし、カット割りに関して特にストレスなく見ることのできる邦画もけっこうあるのに、一部邦画のカメラワークが極端に退屈で、明らかに低レベルなのは不可解ですね。

シャッターは、脚本がわかりやすく、演技もカメラワークも普通のハリウッド映画並みで特に引っかからず楽しめました。ただ、この映画の問題は、あんまり恐くないってことですね。

映画/ドラマ/アニメ・マンガ | 【2008-09-20(Sat) 07:53:39】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
I am Legend アイ・アム・レジェンド
アイ・アム・レジェンドアイ・アム・レジェンド
(2008/06/11)
ウィル・スミスアリーシー・ブラガ

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冒頭がとてもいいです。

ウィル・スミス演じる主人公ロバート・ネビルが飼犬のシェパードと一緒に鹿狩りするんですが、鹿を追いつめたところで、ライオンの家族が登場して、ライオンってのは、メスが狩をするんですね。まずメスが鹿を倒したあとで、お父さんライオンと子供ライオンが登場するんですよ。

ネピルは、ライフルを持ってるんで、鹿もライオンも撃ち殺すことができるはずですが、鹿肉をライオンに譲って、おとなしく家に帰って、ごはんにソースかけただけみたいなまずそうなのをボソボソ食べるんですがね。たぶん、自分の家族を思い出して、ライオンを殺さずにおいたんだと思いますけど、それより不思議なのは、ニューヨークに住んでるはずなのに、ビルの谷間に鹿が群れなしてるんですね。街には人はいなくて、季節は春か秋くらいのようなんですが、テレビニュースの中では真冬で雪が降ってるし。そして夜になると窓を全て閉めきって、犬と一緒に風呂場の湯船に入って丸くなって眠るんですね。

この冒頭の不思議な感じがスリラーとしてとてもよくできてると思いました。

ちょっとネタバレすると、街中ゾンビがうようよしていて、夜になると襲ってくるんですが、昔はゾンビと言えば手を前に突き出してゆらゆら歩くだけだったのが、バイオハザードもそうですが、最近のゾンビは、エイリアンみたいに強くてすばやくて飛び跳ねて人間を襲ってくるんですね。そしてラストも古典的で、エイリアンみたいな凶暴なゾンビとの最終決戦があります。

このへん、非常にありきたりですが、まあそうしないと、ハリウッド映画的に収まりが悪いってことなんでしょうね。「神の計画」云々言う女もどうかと思うし、なんともキリスト教的なオチのつけ方も個人的には鼻白む気がしましたが、これらを全部やめると、先日ご紹介したハプニングみたいに不評になるだろうし。

と思いつつ別エンディングを見ました。こちらのほうが本来のエンディングで、原作に忠実なようですが、これはこれで話が広がりすぎて、映画館で二時間映画を見た、見終わった、という納得感が得られない恐れがあるということで、差し替えられたんじゃないでしょうか。

でもそういうありきたりな/広がりすぎな結末は最後のほうに短めに出てくるだけで、大部分がウィル・スミスの独り芝居で、スリルが盛り上がってとても楽しめます。シェパードの名前、サムって呼ばれてるんですが、フルネームがサマンサで、メスなんですね。非常にかわいかったです。

以下ネタバレ注意!

[別エンディング]
http://www.firstshowing.net/2008/03/05/must-watch-i-am-legends-original-ending-this-is-amazing/
[EnterJam 町山智浩のアメリカ映画特電]
第45回 2007/12/24up『アイ・アム・レジェンド』と藤子不二雄と「時代は変わる」
http://www.enterjam.com/tokuden.html

映画/ドラマ/アニメ・マンガ | 【2008-09-13(Sat) 11:34:33】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
ノーマン
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そう言えば、「マンガ」というカテゴリーがありませんでした。便宜上、「アニメ」を「アニメ・マンガ」と変更して同じカテゴリーに分類いたします。というのは、朝野はあんまりマンガを読んでないからです。

ノーマンは小学生のころに買って読んで、とても感動して、しばらく机の引き出しに宝物のようにしまっておきました。そのまま持っていればよかったんですが、残念ながら、今、手元にはありません。アマゾンでは秋田文庫のものを引っ張ってきてますが、朝野が買ったのは朝日ソノラマで全三巻だったと思います。

貴志祐介のクリムゾンの迷宮の冒頭を読んだとき、ノーマンの冒頭の絵が鮮やかに思い出されました。ノーマンの主人公もあのような異世界に突然放り込まれてしまうんです。

ハラハラドキドキの展開で、主要人物のキャラもすごい立っていて、カンガルーみたいな尻尾のある女の子がヒロインで、あとは、犬みたいな上司とか、泥棒上がりの隊員とか、腕が吹っ飛んでもまた生えてくる教官とか。

全員エスパーなんですよ。エスパーって言うと、エックスメンを映画で見てどうしようもなく懐古的なムードが漂ってしまう昨今ですけれども、エスパーがすごい新しい感じがした時代があったんですよ。そしてノーマンは単なるエスパーの活躍って話じゃなくて、SFマインド満載なんで、ぜひお奨めのマンガです。

映画/ドラマ/アニメ・マンガ | 【2008-09-10(Wed) 20:12:39】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
ネズナイカのぼうけん
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アマゾン、ノーイメージなんですね。
挿絵がとてもよかったのに……。

そう思って検索したら、英訳されたページ発見!
RussicaMiscellanea
http://home.freeuk.com/russica2/
The Adventures of Dunno
http://home.freeuk.com/russica2/books/nez/book.html

そうそうこれこれ! この絵だよ、懐かしいなあ!!

主人公はネズナイカって小人の男の子なんだけど、なにをやってもだめなやつなんだ。
友だちに一字違いのズナイカってやつがいて、こいつは頭がいいんだ。ドラえもんで言えば出来杉。

ズナイカが中心となって気球を作って冒険に出かけるんだけど、女の子の小人ばかりが住む町に墜落してね。ちょっとした誤解で、ネズナイカがリーダーだと間違えられて、女の子たちが彼に冒険の話をせがむんだよ。ネズナイカは嬉しくなって大法螺吹くんだけど、そのとき、テーブルの上のフランスパンみたいな細長いパンをつかんで、それでテーブルをポンポン叩くシーンがあって、いつまでも覚えてる。印象深くて、自作小説のワンシーンに使ったこともあるよ。

それで結局すぐばれて周囲からすっかりバカにされちゃうんだけどね。でも最後に一人だけ優しい女の子がいて、友だちになってくれるんだよ。

あと、ヨードチンキ博士っていたな。どんな傷でもヨードチンキを塗るのが一番いいと信じてる医者でね。女の子の町では、傷の治療にハチミツを塗るんだけど、そのことで女の子の町の医者と論争になってね。あと、ズナイカは、本棚をもってなくて、部屋に本が散らかってるんだけど、女の子の町の読書家の女の子は本棚を持っていて、ズナイカが感心してた。

女の子の町では、あと、スイカを品種改良したり、植物の茎を使って各家に水道を引いたり、かなり先進的な町だったね。

児童書 | 【2008-09-09(Tue) 20:49:54】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
すばらしいフェルディナンド
ルドウィク・J・ケルン, 内田 莉莎子, カジミェシュ・ミクルスキ
すばらしいフェルディナンド
ルドウィク・J・ケルン, 内田 莉莎子
おきなさいフェルディナンド

フェルディナンド・ゴリッパー。

懐かしいなあ。

君はぼくの幼馴染だよ。

いつまでも大切な友だちだよ。

ソーセージとキャベツを炒めた――いや、シチューかな。それとも酢キャベツにソーセージをのせた料理なんだろうか。はっきり覚えてませんが、とにかくそういう料理がポーランドにあるそうですよ。

フェルディナンドはそれが好きなんです。

ただし、ソーセージたっぷりでキャベツちょっぴりのやつが好きなんですよ。

いつか、ポーランドに行って、ソーセージたっぷりでキャベツちょっぴりのポーランド料理を食べるのが夢です。

60.分節を構成する要素・其の三
http://juji.hp.infoseek.co.jp/text/howto00060.htm


児童書 | 【2008-09-08(Mon) 21:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
小さい魔女
オトフリート プロイスラー, Otfried Preussler, Winnie Gebhardt‐Gayler, Anthea Bell, アンシア ベル, ウィニー ガイラー
小さい魔女 - The Little Witch【講談社英語文庫】
オトフリート・プロイスラー, 大塚 勇三
小さい魔女 (新しい世界の童話シリーズ)

脈絡ないシリーズ第二弾!

和書で検索すると表紙絵が出なかったんで、英語版の表紙を引っ張ってきたんですがね。
ぼくがむかし読んだのも、これとまったく同じ表紙絵でしたよ。懐かしいなあ。

とにかくねえ、おもしろかったなあ。

冬の間、ずっと暖炉の前に座り込んで、焼りんごを食べるのが楽しみだったんですよ、彼女。
なんて名前か忘れましたけどね、小さい魔女、とは言え、たしか100歳超えてたんじゃないかな。

カラスのアブラクサスが説教するわけですよ。冬場も外に出て人助けしていい魔女になれってね。

でもそんなことより、焼りんごがとてもおいしそうでねえ。子供のころ、お話の中に出てくる食べものがどれもとてもおいしそうに感じられたもんです。

たしか、「白ネズミ・ピー君の冒険」ってタイトルだったと思うんですが、検索しても出てこないんで間違えて覚えてるみたいですが、ネズミがいろいろ冒険して、最後は、ある男の子の家で飼われることになるんですがね。それまでいろいろ苦労して、あるとき、すごくお腹を空かして、虫の幼虫を掘り当てて食べるんですが、食べてる描写が読んでてほんとおいしそうで……。虫の幼虫って丸々太って汁気たっぷりですよね。ジューシーな感じが伝わってきて、しかもお腹が空いて死にそうだったところがそれで助かって、ほんと、よかったなあ。

小さい魔女に話を戻すと、彼女が呪文を唱えるとき、「彼女はなにやら呪文を唱えた」といったような書き方がされてまして、子供心に、呪文の言葉をちゃんと書いておいてくれれば、自分もその魔法を使えただろうに、と思ったことを覚えています。子供ってそんな風に考えるんですねー。

60.分節を構成する要素・其の三
http://juji.hp.infoseek.co.jp/text/howto00060.htm

児童書 | 【2008-09-07(Sun) 09:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
点子ちゃんとアントン
点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)
(2000/09)
エーリヒ ケストナー

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脈絡なく不意に思い出すシリーズ!

まったく内容覚えていません。
今後再読する機会もおそらくないと思います。
映画化されたそうですが見てません。

でもおもしろかったという記憶ははっきりあります。

だから自信を持って紹介します。
なにか児童書を探しているなら、これどうぞ!

「点子」って和訳が強烈ですよね。

児童書 | 【2008-09-06(Sat) 22:47:23】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
バイオハザードIII
バイオハザードIII デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)バイオハザードIII デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)
(2008/03/19)
ミラ・ジョヴォヴィッチアリ・ラーター

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ミラ・ジョヴォヴィッチ、まだまだキレイですよー。

というわけでバイオハザードシリーズ全体の評価が甘くなってしまうんですが、それにしても、シリーズ第一作のシナリオがわりとまともに作られていたと思うんですよ。それがあったればこそ、パート3まで作られたんだと思いますよ。

やっぱ、脚本は大事です。

第一作の冒頭で、記憶を失った美女、これからゾンビと戦うのに、なぜか赤いスケスケドレス一枚で登場。それから少しずつ記憶が戻って、フラッシュバックで、夫の顔を思い出す。もう一人は警官のふりをした怪しい男。当然夫のほうを信頼するんですが実は…というスリリング展開。その記憶があるから、第二作も見る気になり、そしてまた、第三作の冒頭で赤いドレス一枚のアリスが登場しただけでワクワクしてくるわけです。

第二作、第三作と話が広がるにつれ、脚本的にちょっと散漫になってしまうのはある程度いたしかたないと思いますが、それでも、第二作のぞっとする結末、第三作でもインプラントで操縦されて苦しむアリス、よかったです。

面白かった。

でも、ラストを見ると、まだ続けるの?
いや、別に反対はしませんが……。

なお、ゲームはやったことありません。
ヒーローズの怪力女アリ・ラーターが出てます。

映画/ドラマ/アニメ・マンガ | 【2008-09-05(Fri) 21:33:03】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
日本国非常事態レベル一覧(某掲示板で見たコピペ)
■日本国非常事態レベル一覧
*レベル5が、最高ランクです。
 レベル1:NHKが特番を開始。(避難勧告発令)
 レベル2:NNN、TBS、フジ、テレ朝が特番を開始。(災害対策本部の設置)
 レベル3:総理大臣、国民に向けて会見(国家非常事態宣言)
 レベル4:国連介入、多国籍軍が上陸(国連管理下へ)
 レベル5:テレ東、特番を開始。(人類滅亡)←今ここ
コピペにマジレスいたしますと、昨夜の福田首相辞任会見でテレビ東京が通常番組を打ち切ってしばらく会見を放送していたそうです。またすぐ通常番組に戻ったそうですけどね。

さて、ふと気になって「海部俊樹」をウィキペディアで見てみたんですが、当時も参議院は野党が過半数を取っていたんですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%83%A8%E4%BF%8A%E6%A8%B9
宇野宗佑が第15回参議院議員通常選挙の大敗北により辞任することになったが(……)思いがけず総理総裁の座が転がり込んできた。総裁選では海部の他に、林義郎と石原慎太郎が出馬したが、竹下派の支持を得た海部が両者をおさえて総裁に選ばれた。
(……)結局解散に踏み切ることが出来ず、発言の責任を取る形で内閣総辞職を選んだ。在任中の内閣支持率は退任直前でさえも50%を超えていた。時には64%ということもあり、国民的な人気は根強いものがあった。
当時は、支持率50%超の首相を選挙に利用せず、使い捨てていたんですね。次の宮沢喜一がまったく人気が出なくて選挙で大惨敗し、自民党が初めて下野したことを思えば、支持率の高い首相を使い捨てた手口がそもそもの躓きの始まりだったと言えるんじゃないでしょうか。

支持率と言えば常に低かった森喜朗元首相。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%96%9C%E6%9C%97
森の首相就任は、当時の自民党の有力議員五人組(森喜朗本人、青木幹雄、村上正邦、野中広務、亀井静香)が密室で談合して決めたのではないかと疑惑を持たれている。村上から「森さんでいいじゃないか」の発言があったと報道された。
いろいろ失言もありましたが、なんと言っても出自の怪しさが最後まで足を引っ張り続けましたね。しかし本当のところは歴代自民党内閣はみな派閥間の談合で決まっていて、地方党員票が決め手になった小泉純一郎は少々色合いが違うとしても、ほかはずっとできレースだと思いますけどね。実際、小泉純一郎のあと、予備選が廃止され、党員票の影響力を下げるというあからさまなことやってますしね。なのに小渕前首相の急死という緊急事態で先輩諸氏に頼まれて引き受けただけの森喜朗さんのみがあんなに叩かれたのはかわいそうでした。(笑)

「海部俊樹」カードを使って衆参のねじれを解消し、それがすんだらすぐに使い捨てるというのは、それまでもずっと自民党がやってきた手口で、一見うまく行ったように見えましたが、あれがその後の自民党凋落の伏流となりました。「森喜朗」カードもまた、従来どおりの自民党のごく普通のカードの切り方のはずだったんですが、なぜか世論の大顰蹙を買ってしまいました。

というわけで、唐突に結論にいっちゃいますが、自民党は国民主権ということがわかってません。首相は政権浮揚や既存の体制維持のためのカードではなく、国民の主権を代行する機関です。実は国民自身もそれをあんまりわかってなくて、そのために長く自民党政権が続いてきたのでしょうが、国民の意識のほうは次第に変わってきていると思います。

私たちが目指すべきは、国民が幸せになる政治ではなく、国民が主人である政治です。それが国民主権の意味です。自分を自分自身の主人として決断した結果、幸せになれるとは限りません。けれどもその責任も含めて引き受けることが、主権者であるということなのです。

世代間でこの認識に大きなギャップがあって、古い世代は、政治に善政を求めます。善政とは、選ばれた為政者が大衆のための政治を行うことであり、孔子を含む諸子百家の時代から言われてきたことです。孔子の時代、主権者は皇帝に決まってました。そのことを疑う思想は皆無でした。けれども、人間ひとりひとりが自分自身の主人であるという思想に立てば、超越的な存在による善政――賢人政治にせよ、ファシズムにせよ、その根底にはこの思想があります――は無意味です。人間に飼われる犬猫だって、幸福である場合があるでしょう、けれども、私たちは犬猫ではありません。だれだって自分の人生を精一杯生きるのです、それと同じように、私たち国民ひとりひとりが精一杯この国を作っていかねばなりません。

国民主権の意識が浸透するにつれ、首相をカードとして使い捨てるやり方への反発が次第に強くなってきました。これはよい方向への変化であると思います。「善政」をやって支持率アップを目論んだ福田首相と、彼を自分たちの代表として見ることがどうしてもできなかった国民の意識との乖離が、今回の唐突な辞任劇の根本にあるのではないでしょうか。

一年前の中高生の十大ニュースの第一位が、「安倍首相辞任」であったというのをテレビで見た記憶があります。若い人たちが、与えられた善政としてではなく、自分たち自身の問題として、首相の辞任を受け止めたということではないでしょうか。首相は、私たちのための首相ではなく、私たちの首相であるべきです。首相が変わっても日本は変わらないと自嘲気味に笑う年配者よりも、「(人類滅亡)←今ここ」と感じる若い人の感性のほうが正しいと思います。

常にどこか他人事であった福田首相の「国民のための政治」というフワフワした言葉ではなく、自分たちの未来を自分たちで決める「国民による政治」が、若い世代によってなし遂げられていくことを期待し、願っています。

時事/ブログ観察 | 【2008-09-02(Tue) 20:10:32】 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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